Let's note CF-SX4のUSB Type-C PD給電化に挑戦
Mac環境がメインの中、どうしてもWinを使いたくなるタイミングはなかなか無くならないもので、そういう時のためにヤフオクで購入したCF-SX4を使用しています。
最近のMacbookやWin機には専用のACアダプタで充電するものもありますが、だいぶUSB-PDによる充電に対応する機器が増えてきたように思います。
SX4に付属する充電器も、メーカーの努力の甲斐あってか、比較的コンパクトなサイズに収まってはいますが、汎用のUSB-PDで充電できる機器が増えてきた中、どうしても専用品の呪縛というものがもどかしく感じられるこの頃でした。
そんな中、USBのトリガーケーブルなるものの存在をネット記事で知り、これを使えば私のSX4も念願のUSB-PD給電ができるのではないかという期待が生まれました。
一方で、
のような記事の存在も知ってしまったため、一筋縄ではいかない予感もしてきました。
ネットで調べてみたところ、純正アダプタが16V出力なので、15Vを取り出すトリガーケーブルが適合しそうでした。
15Vのものの中にも、ただの15Vというものと、プラス100円でeMarker付きのものがあり、ちょっと迷いました。どうやら3A以上の電流を取り出そうとすると、eMarker付きケーブルが規格上必須となるようです。今回の場合は保証された使い方ではなく、そんなに大電流が求められる使い方をするつもりもないので、安い方のeMarker無しケーブルを購入しました。
実際届いたのは下の写真のものです。(一回開封してます)
モノとしてはしっかりとした見た目で、ヤワな感じはいたしません。
早速AnkerのType-Cアダプタとの間に電流・電圧計を挟んでType-C側のみを接続してみたところ、ちゃんと15V付近の電圧が出力されておりました。
続いてDC端子側をSX4に接続してみましたが、電流値が0.00Aのままで給電されないことが判明しました・・・
純正アダプタに替えて接続してみたところ、ちゃんと充電はされるようです。
トリガーケーブルのDC端子は純正のものと若干形状が異なり、良くみると電極の数も異なる気がします。
トリガーケーブルをSX4に差し込むと、純正とは違って奥まで収まりきっていない感触だったため、しばらくグリグリ押し込んでいると、角度によっては「ジー・・・」という音がSX4から発生するポイントがあるようです。
「ジー」という音がするタイミングでは、0.06Aという何とも微妙な電流が流れることもわかりました。純正アダプタをしっかり奥まで差し込んで充電している時は無音なのですが、半挿しした場合も似たような音が聞こえました。
というわけで今のところ充電には成功していない状況です。DC端子の電極の数が違うのはさておき、奥まで挿入できないのが失敗の一因とも思われるため、DC端子の太い部分をヤスリで削ってみることにしました。
使用するヤスリは、以前何かの記事で拝見してブランドとして気になっていたツボサンというメーカーのものにしました。届いたらDC端子の加工に着手します。紙やすりや100均のヤスリしか使ったことがないので、ブランドもののヤスリの削り味も楽しみです。